コーリン鉛筆





「コーリン・ハイピアス」
コーリン鉛筆の最高級鉛筆。

コーリンはイギリスの有名な美人の名前が由来で、商品名に使用された「ピアス」は英国製自転車の名前から来ている。戦前から「克麗(コーリン)」の名前で輸出されている。

日本で初めてA.L式鉛筆削り器や紙巻消しゴムを発売。シャープ芯に金色の金属をまぶした「ゴールド芯」のヒットなど、一時期は「鉛筆御三家」に数えられたが、市場の縮小・変化に対応しきれず平成に入り倒産した。タイに、倒産前に設立した法人が現在も鉛筆製造を続けている。

*・・・コーリンの名前の由来は「日本鉛筆史」による。競馬が好きだった赤木社長が名馬の名前にちなんで名付けたのではとする説(関係者談)もある。

同社の沿革

大正5年・・・赤木廣八氏が文具問屋から独立して「赤木廣八商店」を創業。紙文具卸。

昭和4年・・・滝野川区田端町の「ピアス鉛筆製造所」を買収し直営とする。

昭和22年・・・6月に小台工場、営業所を「インセンスシダー製造所」として設立、12月「コーリン鉛筆株式会社」に改称。

昭和57年・・・本社を葛飾区東新小岩に、工場を茨城県水海道市に移転。

平成9年・・・倒産。

平成20年・・・タイ法人であるコーリン鉛筆タイランドが「株式会社コーリン色鉛筆」を設立し日本での商品販売を始める。

ノーマル鉛筆

「ハイピアス」の他、「コア7070」、「コア5550」、「2020」「3030」「9900」「3110」などが代表的。

  • 戦前から昭和二十年代頃のコーリン鉛筆
  • 代表的な鉛筆
  • ピアス(No.3030)


  • 手帳鉛筆
  • 手帳鉛筆


  • キャラクター鉛筆

    色鉛筆
  • ポリカラー
  • VERMILLION・BLUE 965


  • カンパニーキャラクター鉛筆

    サンリオ系鉛筆等
  • タイ製のコーリン鉛筆


  • イタリコ・シリーズ
  • イタリコ・シリーズ (1987年から展開されたブランドです)


  • 水性ペン等
  • コーリン・スケッチペン(No.1200)
  • コーリン鉛筆の水性ペン


  • テープカッター

    多数製造していると思うが、私が実際に確認しているのはTX-2200で、円形のユニークなデザインである。粘着テープカッターのSUGATA-TD3は1983年にグッドデザイン賞を受賞している。
  • コーリンのテープカッター


  • 鉛筆削り

    日本で初めての手動式鉛筆削り器と紹介されているのは「No.6000」という機種のものである。金属製では他に「No.7000」「コーリン1502」などがある。
    プラスチックのものでは、1300円のミニタイプ「コーリン1301」をはじめ、前面が円形にカールした「コーリン1801」(1800円)、白とのツートンカラーが美しい「コーリン1804」、芯先の調整できる「コーリン2001」(2000円)、レーシングカーの男柄と高橋真琴デザインの少女柄の「コーリン2002」(2000円)などがある。
  • コーリンの鉛筆削り


  • シャープペンシル
  • コーリン・シャープペンシル芯
  • コーリン鉛筆のシャープペンシル(1)マイシャープ時代
  • コーリン鉛筆のシャープペンシル(2)JIB時代




  • その他

    壁掛けや、文具以外では「コーリン木酢液」という、(有)高橋林業の製造した悪臭駆除剤などがある。

  • コーリンの紙巻散弾薬莢


  • コーリン鉛筆の販売した時計


  • コーリン鉛筆の製造記号の謎


  • コーリン・陳列什器

  • コーリン・陳列什器




  • コーリン鉛筆を探す

  • コーリン鉛筆探訪記




  • ハイピアスの半ダース用のプラケース。上下に蓋がスライドするようになっている。
    空の状態で発見。殆どダースのプラケースで販売されたとみられこのタイプは滅多に見かけない。
    (余)



     

    Kero556さんブログでおなじみの『コーリン鉛筆カタログ化計画「神戸展」』、が平成20年7月に開催されました。コーリン鉛筆を主体にした展覧会は前代未聞!。ダーマトグラフの製造機の展示や、色々な鉛筆類を挿した鉛筆什器などに詳しい解説がなされていて見ごたえのあるものでした。

     



     H18.12.10更新 H19.11.17追加

     



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