コーリンのイタリコシリーズ

 コーリン鉛筆のブランドである「イタリコ(italico)」シリーズ。三菱鉛筆ではかつて「BOXY(ボクシー)」という人気シリーズがあったので、そのようなものでしょうか。kero556さんの「コーリン鉛筆カタログ化計画」によると昭和62年から展開されていたそうです。「italico」とは「Italian Connexion」イタリアンコネクションの略のようです。
 


 一番上は「SP500-IT」です。価格は500円。シャープペンシル(MP)です。

 真ん中の鉛筆は「NO5500-ITE」という品番で定価50円。5500番台ということはベースの鉛筆は「コア」なんでしょうか。製造ロット番号は普通の鉛筆は刻印が多いですが、JISマークの後ろに印刷されていて、1992年にコーリン鉛筆の自社工場で製造したことがわかります。

 下の物はコーリンお得意の「クルクル紙巻き消しゴム」「NE105-IT」で定価100円です。これは消しゴム部分は赤でした。

 これらのイタリコシリーズはロゴ文字から初期の商品(1994頃まで)のようです。

 「SP500-IT」のシャープペンシル先端部分を分解した写真です。今、このデザインと同じシャープを製造するとしたらプラスチック部品を主体にすると思いますが、金属(真鍮)を多用しています。「500円って高くね?」と思われた方、金属製だから高いんです。プラ軸だったら2−300円でしょうね。持つと少しずっしり。購入時、見かけに似合わない重量感に驚きました。クリップ部分も金属(鉄?)です。



 「BN800-IT」。定価800円のバインダーノートです。裏表紙は黒でシックな感じです。

 上は「BP104-IT」。定価100円のボールペン。年代測定(笑)の為に分解した所、中のインクが入ったフィルは1994年の製造でした。インク部分は他社のOEM製品なのか「無銘」です。

 下は「ロケットペンシル」で「RR50-IT」。恐らく定価50円です。これは台湾製です。

H19.11.15

戻る