タイ製のコーリン鉛筆

 日本資本時代のコーリンタイランド製の鉛筆です。

 とある文具店にまとまって在庫されていました。おそらく同じ時期に仕入れたものが売れ残っていたのでしょう。

 



 440-CM

 箱にバーコードが入って、一本50円ですから1990年代のものだと思われます。日本製のものと比べて違うのは、軸本体に「X96A」のような製造年月を表す表示がないこと。F−1柄のオーソドックスな子供向け仕様。これからは東南アジアの時代だということで、コーリンさんも廉価品を中心に製造シフトしていたのでしょう。


 「Made in Thailand」。CMというのはチャンピオンマインドの略のようです。常勝を目指している、横綱双葉山のような精神状態ですな(←いつの時代の話だw)。これで試験を受ければもう大丈夫。


 使用している木材はインドネシアのジェルトン材でしょうか。これは年輪がなく曲がりが少ない特徴があるそうです。プツプツと穴があいているのですぐ見分けられます。


 440-NO

 「ねこのおかいもの」柄の鉛筆。どうやら440というのがタイで量産されていた柄物鉛筆の基幹商品のひとつだったのでしょうか。品番の「NO」は「猫の」「お買いもの」の頭文字でしょう。


 一昔前のタイ製品ということもあり、やや印刷が単調で、色数が少ないですね。


 探してみると結構少ないのではないかと思いますよ「タイ製」。ファンシーものも大量に見ましたがほとんどメイドインジャパンです。

H20.08.18

戻る