コーリン鉛筆のシャープペンシル(2)

 コーリン鉛筆の販売していたシャープペンシルについて紹介します。ここでは「jib(ジブ)」時代のもの主体に取り上げます。昭和47年、ゴールド芯とともに発売されたシャープJIBは、一時はチューリップ(リーダー財津和夫さん)のCMソングを使ったテレビCMも流れていたそうです。
 付属の消しゴムは「水色」が定番ですが、初期の商品では白いゴムが装着されている。

 



 ホルダー型のシャープです。型番不明。芯は0.7mmである。恐らく0.5mmと0.9mmの三種のラインナップ。
これは贈答用ケースに収納されたタイプですが、商品そのものはマイシャープのホルダー型シャープと同じ物です。


 金属製のノック式シャープ。価格は800円。価格シールも旧ロゴで、初期のものと思われる。本体には英語で会社名が刻印されている。


 ダブルノック式のシャープ。ジュニア層がターゲットの商品だと思うが、中庸がややふくらみ、ダブルノック機構を収納する先端部が二段式の本体に収納されて、万年筆を思わせるようなデザイン性のある商品となっている。ダブルノックも出始めは1000円と言う価格だった。本体には旧ロゴがプリントされている。


 同じくダブルノック式のシャープ。本体には新ロゴが刻印されているが、値札はマイシャープ時代からの特徴的ロゴを使っている。本体にゴム?部分を多用してグリップ感の向上とコストダウンが計られたためか800円と言う設定になっている。


 オール金属製で銅のような軸色です。初期の値札はシールではなく、このようにクリップにはさむ紙製のものでした。使用されているロゴは後期の商品に多用されていますが、紙値札といい、オール金属の軸といい昭和40年代の趣があります。500円。


 プラスチック軸だが、レトロなデザイン。「COLLEEN jib」と刻印されるも、他の商品には見られない独特の書体です。500円。

 この丸い値札シールですが、糊の質が悪く、他メーカーのシールが商品を汚さずにしっかりと貼り付いているのに比べ、本体に黄色いガベガベの汚れを付けるは、それでいてはがれやすいという最悪のものです。プラ軸のものでは本体を傷める原因になっています。


 1970年代のK-500番台(500円)の商品の納品形態。20本全部売り切るのは大変そうですが、当時は子供が多かったですからね。


 納品形態その2。こちらは800円から1000円クラスで10本入りです。実際には同じ色のみ一箱に入っていました。これは各色そろえるのに問屋さんがばらしてくれなかったらこれまた大変です。恐らくこの時代はばら売りでは卸さなかったでしょうね。子供相手の商売で高額商品ほど万引きも多く、利益が出ないときもあったと当時の文具店さんから聞いたことがあります。こういう昔のダースものは倉庫に行かないとなかなか見られません。


 今でこそ、文具でもおもちゃでも多いブリスターパックですが、コンビニも無い当時の雑貨店等で活躍したことでしょう。(S-1076 定価1000円)JIBとゴールド芯のゴールデンコンビ。中身のシャープ(WK-816)は一番良く見かけるダブルノックです。
 よく「コーリンのシャープは精度が悪い。」という意見を見ますが、ダブルノックにもその一因があったと思います。丈夫な素材なので丁寧に使えば今の商品の数倍は長持ちするのですが、先端を収納するのに大胆な動きをするために、途中の部品が緩みやすく、部品が紛失したり芯機構の遊びの関係で中の芯が折れたりします。個人的には「コーリン」のシャープといったらこのダブルノックが真骨頂だろうと思っていますが、複雑な機構さゆえに注意して使用しなければならない点もあります。


 発砲スチロールのケース。(WK-1031 定価1000円)ダブルノックのシャープには{WK}という記号が与えられました。1000番台だから1000円の商品。右側から5本目までがWK-1051です。左から二本はラバー付のWK-1033。三本目と四本目はこれもダブルノックのWK-823です(800円)。五本目はWK-1025だと思います。

H19.11.17

戻る